鳳凰龍とは
神龍がリリースする2大最高峰ブランドの一つ「鳳凰龍」
折り重なる程の大きな後方三鰭を有し
目から鼻先の距離が長い程に強調される鋭い顔付き
圧倒的に長い胸鰭
こういった個体のみに与えられる称号
それが「鳳凰龍」なのです。
優雅で華麗な個体で度々形容される「鋭い顔」と「大きな鰭」について、この場をお借りして詳しく説明させて頂きます。
先ずは顔付きですが、15センチ以下の幼魚では、どんな個体もスプーンヘッドです。
将来、丸顔になる個体も、この時期だけは鼻先が反り上っています。
勿論、これは一時的で、成長と共にどんどん柔らかい顔付きへと変化します。
ですから最低でも23cm、出来れば25cm程にならなければ、その顔付きが成魚でも残るのか?判断が難しいですね。
とは言え、25cmで鋭い顔付きをしていても、歳を重ねるにつれて柔らかくなってしまいます。
それを踏まえれば、かなりの鋭さを持った個体を選ぶ事が重要と言えますね!
私も、鋭いスプーンヘッド個体を探し、何匹も飼育して来た経験があります。
成長と共に普通の顔付き、柔らかい顔付きに変化してしまったりと、苦い経験がありますが、
その中で、鋭い顔付きが残りやすいタイプをご紹介していきます。
先ずは奇形レベルとも言えるような、特殊な程のスプーンヘッド個体
画像の個体は、まさしくそういうレベルのスプーンヘッドの持ち主ではないでしょうか。
ただ、ここまでの個体となると、インドネシア国内でも希少ですし、高額で取り引きされていますので、そう簡単に輸入できる訳ではありません。
目から鼻先までの距離が長いタイプ
反り上がったスプーンヘッドは、成長と共に戻る確立がとても高いのですが、目から鼻先までの距離はあまり戻りません。
ですから奇形レベルのスプーンヘッド以外は、この特徴を重要視した方が良いと思われます。
この特徴を受け継ぎミドルサイズへと成長した個体
このように目から鼻先までの距離が長い個体は、全体的にシュッとした精悍な顔付きに見えます。
こちらは23cm程で鼻先が反ってはいるが、目から鼻先までの距離が短い個体。
一見、鼻先が反りあがっているので見た目は良いのですが、成長と共に柔らかい顔付きになった際、イマイチ普通っぽく見えてしまう可能性もあるのです。
正直、成長と共に顔付きが戻ってしまうか?残るのか?
それは成長した時にしか予測が付かないので、それならば目から鼻先の距離を重視した方が確率論では上ですね。
次に鰭の大きさ
後方三鰭ですが、成長と共に若干大きくなる個体は稀にいますが、基本的にボディーと鰭の比率は殆ど変わりません。むしろ体高が増したり急成長すると鰭は小さく見えてしまいます。
ですから、幼魚時になるべく大きな鰭を持つ個体をチョイスするべきです。
ここで一つ注意点を挙げますが、とんでもなく大きな尾鰭の個体には気をつけて下さい。
尾鰭の重さで付け根部分が下方に曲がってしまう個体が多いからです。
骨から曲がってしまうので、尾鰭を引き摺りながら泳ぐようになりますし、こうなってしまうと治りません。
やはり適度に大きな鰭に留めるのが無難でしょうね。
この動画のような鋭い口先に、大きな後方三鰭、
そして背鰭と腹鰭の対角線上の体高が、その個体の一番太い部分になるような体型が、一番美しく優雅に見えるのです。
「鳳凰龍」
優雅で華麗なシルエットで泳ぐ龍魚を、
ご自宅の水槽で堪能したいと願う多くマニア様の為に存在するブランドなのです。